愛媛県｜手間なし簡単・万能美味！子供も大人も喜ぶうぶしいたけ三昧

これまで破棄処分されてきた「うぶしいたけ」
そして、この菌床栽培では、まだ芽が小さいうちに間引く「芽かき」をして芽の数を調整します。肉厚で良質なしいたけに育てるために、成長の妨げになるしいたけを取り除きます。この「芽かき」をされたしいたけは通常破棄されます。

この「芽かき」をされたしいたけは通常破棄されます。
作田社長はこの間引きされて破棄されているしいたけを活用しようと思いつきました。そして、愛媛県産材を使用した菌床ブロックから発芽して5日以内に収穫したしいたけを「うぶしいたけ」とブランド化しました。
※「うぶしいたけ」は商標登録申請中。

日光を浴びてビタミンDが増幅したうぶしいたけ
しいたけには、野菜が持ち合わせないと言われているビタミンDが含まれており、日光に当てるとビタミンDがさらに増幅すると言われています。また、エリタデニンも含まれているため、血中コレステロールの改善にも良いと言われています。
作田商事では、うぶしいたけを瀬戸内の潮風と天日でしっかりと乾燥させ、専用の乾燥機で完全に水分を飛ばし、最後に特殊な製法で焼き入れして、「うぶしいたけ」をパウダー・塩とまぜた調味料・スープなどの加工食品に変身させました。

事業を通して社会貢献を

徳島県で生まれ育ち。縁があって愛媛県今治市に家族で移住。このしいたけ栽培にたどり着くまでに、様々な経験をされてきた作田憲一社長。 以前はアパレル会社の経営もされていたとか。次は何をやろうかなと考えていた時に、出会った本の内容をきっかけに、農業に挑戦しようと飛び込まれました。何を育てて商売にしていこうか。できるなら1年中安定的に生産できるものを育てたいと思い、たどり着いたのが菌床しいたけ栽培だったそうです。

しかし、思っていた以上に農業は大変で、夏は温度があるので冬よりたくさん採れる、しかし、しいたけの需要が多いのは鍋のシーズンの冬。季節にあわせてハウス内の環境を調整するのが大変だそうです。 また、新しく事業に取り組むにあたり作田社長には1つの想いがありました。それは社会貢献です。なにか世の中の役に立つことがしたいなと考えた作田社長は、就労支援ができる職場環境にされました。しいたけの栽培と収穫は障がい者就労支援事業所に委託されています。